道内35市 燃料油納入価格
ガソリン109円86銭に
2016.6.15
 元売各社の仕切り上げに伴い、道内主要市場は5月第2週に入って大幅な底上げに動いた。その後、一部で値崩れも見られたが、底上げを受けて道内35市の多くがレギュラーガソリン、軽油の納入価格を引き上げていたことが今月6日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリンの35市平均価格は109円86銭となり、前回調査比で1円61銭上昇した。=金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 月中20日前後に納入業者からの申し出や独自の価格調査に基づき納入価格を改定、新価格を月初に遡って適用する市が多いことから、元売仕切り価格の値上げを受けて5月第2週から全道的に進んだ底上げが反映されたものと見られる。

 レギュラーガソリンについては、前回調査(5月16日現在)以降、改定を見送っている11市を除く24市のうち21市が、紋別の5円を最大に値上げしており、35市平均価格は前回調査から1円61銭上がって109円86銭にまで上昇。消費税込みでは118円強となり、底上げ時点の市場価格とほぼ一致した。

 さらに今月第2週に入って道内主要市場では3円を超す底上げが進んでおり、今月20日前後に見込まれる各市の改定は値上げが必至な情勢だ。

 軽油もほぼ同様の状況だが、上げ幅はガソリンより低く、35市平均価格は前回調査を79銭上回る95円44銭だった。


■ 灯油・A重油
 灯油は、改定を見送っている11市を除く24市すべてが価格をそのまま据え置いたことから、35市平均価格は前回調査と同じ54円02銭のまま動かずに推移している。

 A重油は、改定を見送るか納入のない13市を除く22市のうち18市が据え置いたものの、3市が値上げし、35市平均価格は12銭上がって56円19銭となった。



北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調

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