
道内主要市場をリードする札幌市場では、7月第4週後半からガソリンなどの値戻しが進み、他市場の多くもそれに追随したが、道内35市の燃料油納入価格は、レギュラーガソリンと軽油が下げ、灯油とA重油が上げで推移していることが今月4日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリンの35市平均価格は1円51銭下がって111円73銭となっている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 主要市場での底上げを尻目に道内35市の納入価格は「下げ」基調で推移している。
レギュラーガソリンについては、前回調査(6月29日現在)以降、改定を見送っている8市を除く27市のうち小樽、帯広など7市は価格を据え置いたが、札幌、函館、稚内、釧路など残る20市はすべて値下げに動き、平均価格は111円73銭となって前回調査を1円51銭下回った。
最も下げ幅が大きかったのは網走の5円。このほかにも千歳や室蘭、富良野、名寄など12市が3円以上の値下げに踏み切っている。
ただ、道内で最も安い滝川でも、消費税を上乗せすれば115円弱、最も高い北見や紋別では129円強となり、実勢に近い価格設定になっているとも言えそうだ。
軽油もガソリンとほぼ同様で、何らかの改定を行った27市のうち8市は価格を据え置いたものの19市が値下げし、35市平均価格は前回調査を1円51銭下回る97円18銭となっている。
■ 灯油・A重油 灯油は、何らかの価格改定を行った27市のうち北広島、帯広など13市が値上げする一方、稚内は値下げ。千歳、三笠など残る13市は据え置き、35市平均価格は前回調査より83銭上がって57円22銭となった。
A重油も灯油とほぼ同様で、32市平均価格は小幅ながら前回調査より43銭上がって59円11銭。なお、深川ではA重油の納入を止めた。
北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調
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