道内SS数 1855カ所
減少ペース 一気に鈍化
2016.7.25
 資源エネルギー庁がこのほど発表した揮発油販売事業者数及び給油所数の推移(登録ベース)によると、平成27年度末現在の全国SS数は前年度末対比1177カ所減の3万2333カ所。減少ペースは鈍化しているが、21年連続の減少となった。道内SS数は17カ所減の1855カ所。

 全国のSS数は、6万421カ所だった平成6年度をピークとして減少に転じ、9年度からは1000カ所を超す減少ペースで推移。16年度に5万カ所、22年度に4万カ所を割り込んでいた。

 27年度末現在のSS数は3万2333カ所。202カ所の新設(運営者交代、承継を除く)がある一方、1379カ所の廃止があり、前年同期比3・51%、1177カ所の減となった。ただ、同庁ではSS数の正確な把握に向け、25年度から品確法に定める「廃止の届出」を行わず閉鎖するなどしたSSを職権消除しており、それを除くと759カ所の減。21年連続の減少となったが、そのペースはやや鈍化してきている。

 本道の27年度末SS数は1855カ所。前年同期比0・91%、17カ所の減となった。7年度の3050カ所をピークに減少し続けているが、そのペースは、ここにきて一気に鈍った。

 27年度末の揮発油販売事業者数は全国で1万5574者。126者が新規登録する一方、撤退や合併による減少が職権消除389者を含めて981者あり、前年同期比855者の減少となった。

 道内の販売事業者数は前年同期比14者減の800者となっている。


北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格下降
下げ傾向続く

12月20日付ヘッドライン

■「GSではなくSS目指せ」 SS過疎地対策で道経産局がセミナー
■「価格」が販売業者翻弄 今年を回顧
■最終消費3年連続減少 2024年度エネルギー需給実績
■年末年始も油外増販目指す 新規獲得に注力 道エネ三角山SS
■環境特集