道内35市 燃料油納入価格
減少ペース 一気に鈍化
2016.7.20
 6月第2週から道内各市場では、元売仕切り価格の上昇を受けて自燃油価格の底上げが進展。さらにコープさっぽろが21日給油分から灯油価格を4円値上げしたことなどに伴い、道内35市の燃料油納入価格は4油種すべて大幅に値上がりしていることが本紙調査で明らかになった。6月30日現在、レギュラーガソリン35市平均は113円24銭。上げ幅は3円を超えた。  =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 元売仕切り価格の上昇を受け、札幌市場では5月末の値戻しに続き6月第2週早々、ほとんどの販売業者がレギュラーガソリン看板価格をフル122円、セルフ119円にまで引き上げた。この底上げは、他市場でも同様。以降、一部市場に弱含みも散見されるが、20日過ぎに価格の見直しを行い、月初に遡って新価格を適用する市が多いことから、この底上げが反映されたと見られる。

 本紙調査による6月30日現在のレギュラーガソリン35市平均価格は113円24銭。前回調査(6月6日現在)以降、改定を見送っている1市を除く34市のうち9割を超す31市が最大で7円になる値上げに動き、前回調査の109円86銭を3円38銭上回った。

 軽油も同様。35市平均価格は98円69銭で、3円25銭値上がりした。


■ 灯油・A重油
 灯油は、市場をリードするコープさっぽろが6月21日給油分から定期配達価格を全道一律で4円値上げしたことなどを背景に、納入価格も2カ月ぶりに上昇。35市平均価格は2円37銭上がって56円39銭と、昨年12月以来の60円台回復となった。

 A重油の35市平均価格は4円89銭上がって58円68銭。4油種で最も高い上げ幅となった。


北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調

04月30日付ヘッドライン

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