権利と義務は表裏一体
柔道代表強化策に学ぶ
2016.8.30
 6日から17日間にわたり開催されたリオ五輪が閉幕した。選手達の努力が実を結び、期待も込めたメダル獲得のプレッシャーを跳ねのけて史上最多41個のメダルを獲得。閉会式では、正装の和服を召した都知事が五輪旗を受け取り、首相もゲームキャラに扮し、地球の真裏の日本から、地中を通ってやって来た体で土管から登場するなど、昔からの日本文化とクールジャパンを取り入れた演出で、次回の東京五輪に引き継がれた。

 今回、最多のメダルを獲得した柔道の男子チームを率いた井上康生監督は、効果的なトレーニングや他の格闘技の技術など新しい手法を取り入れると同時に、人間としての資質向上にも努めたそう。選手達が、試合終了後のインタビューで、両方を教えてくれた監督への感謝を口々に述べ、監督も両方の成長を遂げた選手達を涙ながら褒めた姿が印象に残った。

 一方、過去の冬季オリンピックでは、制服の着崩しや取材対応の悪さなど素行の悪さで批判を浴びた。日の丸の看板を背負った以上、度を過ぎた「チャラさ」までは国民性が許さなかったのであろう。

 一部の若者たちは自らの格好良さだけを求め、社会通念上、通用しないことまでも「個の権利」だと声高に主張しているように見受ける。社会生活ではルールに従う義務も伴い、権利と義務は表裏一体。柔道代表の監督と選手達のように、指導者たる先達が手間を惜しまずに教え、若者達も率直な心で従うことが必要なのではないか。  (蔵)


北海道のガソリン価格予想
7月28日(月)から8月3日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で

08月05日付ヘッドライン

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