
元売仕切り価格の上昇を受けて末端転嫁が進むもののすぐに値崩れし、市況が安定しない道内主要市場。そうした状況が道内35市の燃料油納入価格にも色濃く影を落としていることが、本紙調査で明らかになった。9市が価格の改定を見送る中で、ガソリン、軽油は値上げ、値下げ、据え置きがほぼ同数、灯油、A重油は据え置きが圧倒的に多くなっている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 35市のうち9市は、少なくとも前回調査(8月4日現在)以降、価格の改定を見送っており、改定を行った26市も、レギュラーガソリンについては値上げと値下げともに9市、据え置き8市と対応が分かれた。
そのような中で35市平均価格は112円17銭となり、前回調査比44銭の小幅値上がり。圏域別平均では道央、道南で値下がり、空知、道北、道東で値上がりしている。
最高値は消費税込みなら130円を超す稚内の122円、一方、最安値は岩見沢、三笠の106円で、その差は16円と前回よりやや開いた。
軽油もガソリンとほぼ同様で、値上げと据え置きともに9市、値下げ8市となり、35市平均価格は前回を44銭上回る97円62銭だった。
■ 灯油・A重油 灯油は、改定を見送った9市を除く26市のうち1市が10銭値上げ、3市が1~2円値下げする一方、残る22市は価格を据え置いた。35市平均価格は小幅ながら前回を12銭下回る57円10銭。最高値は稚内、紋別、根室(市街地)の65円、最安値は札幌(清田区)の39円90銭で、その差は25円10銭となっている。
A重油もほぼ同様。1市が70銭値下げしたことから、32市平均価格は前回を02銭下回る59円09銭となった。
北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格下降
下げ傾向続く
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