冬こそ身も心も温かく
オンオフにメリハリを
2016.11.20
 冬に猛威を振るうインフルエンザが例年より早く流行、札幌では学級閉鎖や学年閉鎖をした小学校もある。インフルエンザは「身体の風邪」だが、最近になって、うつ病の例えとして「心の風邪」という語が用いられている。専門医の見解は分かれるが、受診へのハードルを下げた功績を認めている点は共通している。

 過去にうつ病を患った友人から「家族に『気の持ちようだから』と言われ、薬も飲ませてもらえなかった」と聞いた。時代錯誤も甚だしい認識の中で、寛解したことだけが救いだと感じた。

 とある講演会で「風邪をひかないと豪語する人は、発症しないだけでウイルスには感染している」との医師の発言を聞いて驚いた。同じ状況下にあっても発症の有無が分かれるのは心の風邪も同じ。身体の風邪はうがいと手洗いで自身への感染を防ぐほか、最近ではマスクを装着して他人への感染にも配慮する人が増えた。その一方、心の風邪に対しての配慮は皆無に等しいと言わねばならない。

 先述の医師の発言は「体調が不安なときは、使い捨てカイロで腹部を温めて寝ると免疫力を司る腸内細菌が活性化。抵抗力が高まって発症を抑える」と続いた。心の風邪であれば「心を暖める」と置き換えられそう。あるコラムによると、仕事の達人は大いに楽しんでリフレッシュする趣味の達人でもあるそうだ。「趣味を極めたら懐が…」といった嘆きもあるのだろうが、無理のない範囲で実践してみてはいかがか。  (蔵)


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5月12日(月)から5月18日(日)まで
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05月20日付掲載予定

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