見方あれこれ本道の冬
前向きに捉えて元気に
2016.12.20
 冬になると「この時期にイメージする曲は?」とインタビューやアンケートをするメディアが多い。答えは年代や嗜好などで千差万別だが、冬や雪を非日常のものとして幻想的に描いた曲が上位に挙げられる。しかし、北海道をはじめとした降雪地帯では現実のものであり、真っ先に連想するのは、除雪やタイヤ交換、ストーブの準備といった生活に密着した言葉ではなかろうか。

 歌の世界では、道産子アーティストだけが違った見方をしている。函館出身のGLAYは、シングル曲「WINTER AGAIN」で、一面銀世界の中で撮影されたPVが象徴するように、厳しい冬の情景を歌う。また、作詞も担当する女性ボーカルが池田町出身のDREAMS COME TRUE。アルバム収録曲「LAT43゜N」では、雪と距離が恋愛の邪魔をすると歌っている。どちらも、厳しい冬の体験があるからこそ描くことのできる世界なのだろう。

 寒冷地に住むが故に、身を切るような寒さや大量の雪、走行しづらい道路などネガティブに捉えてしまいがちだが、前述のGLAYの曲に「生まれた街の白さを見せたい」という歌詞がある。最も厳しい季節にこそ、寒さを凌駕する魅力があることを表現したものだ。そして何より、寒い冬があるからこそ迎える春の喜びは、誰にとっても「一入」なのだろう。喜んで庭を駆け回ると童謡「雪」にも出てくる犬にあやかり、冬を前向きに捉えて元気に過ごしていきたいもの。   (蔵)


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9月15日(月)から9月21日(日)まで
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09月20日付ヘッドライン

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