車離れから若者が回帰!?
SSの利点で顧客獲得を
2017.1.20
 年が明けて早半月。この間に成人式を迎えた若者達は、一生に一度の節目に新たな決意を強く抱いたことだろう。そのような中、損保会社が新成人を対象に実施したカーライフ意識調査の結果を発表した。

 現在、マイカーを所有&所望する若者が全体の7割で所有率が昨年より4ポイント上昇し、マイカーを不要としがちな都市部での所有率もこの2年で2倍に上昇。レンタカーやカーシェアでの車利用経験者ほど所有欲が高く、若者の車離れが著しいと嘆く業界の一筋の光明とも言えよう。

 しかし、6割が車に支出可能な金額を月1万円以下と回答しており、常に「コスパ」を意識し、臨時収入の使い途を「貯金」と答える堅実さを反映している。同時に、横並びの中に個性を求める傾向もあり、彼らの財布のヒモを緩めるには、次の2点への同時訴求が必要と考える。

 一つは「中古車」。一台一台の有する歴史が個性となり、新車と異なるオンリーワン性と同時に導入コストの抑制も実現する。もう一つは「ドレスアップ」。法律遵守が大前提だが、見た目の装飾だけではなく車内のランプをLEDに交換するなどの方法で、差別化と実用性の向上を可能とし、施工による収益も見込むことができる。

 永続する可能性を秘めた若者の獲得は至上命題。この結果を追い風に、SSの強みとされる車両と燃料油とのセット販売、車両販売とドレスアップを両立できる利点を生かし、厳しい環境下の追い風にしてほしいものだ。(蔵)


北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調

04月30日付ヘッドライン

■業界取り巻く情勢共有 「定額補助」など俎上に 北石連・商理事会
■石油販売業者に「配慮」様々 官公需基本方針閣議決定
■価格高騰、車離れで油販苦戦 アプリ会員増加に注力 前側石油東北通SS
■洗車など増販策練る 道エネチャレンジベニータウン
■自分好みにホイールなど ホンダアクセスが自家用車のカスタマイズで調査