
原油価格の高騰などを背景に元売仕切り価格は昨年11月末から上げ基調で推移し、末端市場もその転嫁に追われているが、道内35市の石油製品納入価格も昨年暮れから大幅に値上がりしていることが今月16日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリン35市平均価格は前回調査(12月1日現在)時から4円24銭上がって120円19銭、灯油は10円99銭上がって69円84銭となっている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 元売仕切り価格の上昇を受けて札幌市場では昨年12月5日から断続的な底上げが進み、各市が価格の見直しを行う20日頃にはレギュラーガソリン市場価格がフルで130円台に乗った。こうした底上げの動きは札幌だけでなく道内他市場でも見られ、それらが江別、美唄を除く33市の価格改定に反映された。
上げ幅は最小70銭、最大11円。レギュラーガソリン35市平均価格は前回調査を4円24銭上回る120円19銭まで持ち上がった。
軽油もレギュラーガソリンとほぼ同様で、やはり33市が1円から10円までの幅で値上げし、35市平均価格は前回調査を4円23銭上回る105円51銭となっている。
■ 灯油・A重油 灯油は、市場をリードするコープさっぽろが昨年12月5日給油分から定期配達価格を全道一律で3円、同月19日給油分からさらに6円値上げしたことなどを受けて全市が値上げに動き、中には市場動向に合わせて月中2回、3回と改定を重ねる市も出た。
上げ幅も芦別で最大27円となるなど大幅。21市が10円以上の値上げを行っており、35市平均価格は前回調査を10円99銭上回る69円84銭だった。
A重油は、上げ幅こそ灯油には追いつかないものの、全市が最大で16円値上げ。35市平均価格は前回調査を8円06銭上回る67円83銭だった。
北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調
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04月30日付ヘッドライン
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