北石連の河辺副会長(右端)が音頭を取って乾杯した
北石連、道油政連、札幌石協、道石油業厚生年金基金、全石商連アスファルト部会道支部共催の平成29年新年交礼会が11日、札幌市内のホテルで開かれ、来賓を含む約90人が難局の打破、業界の発展に向け決意を新たにした。あいさつした北石連の伊藤豊会長は、石油業界に対する国や道、石油議連の様々な配慮、支援に感謝しつつも、安定供給の確保には「さらなる行政との連携」が必要だとし、官公需を軸とした「共闘」を呼びかけた。
新年交礼会には道内18地方石協の幹部、関連業界関係者らに加え、児島秀平道経産局長、高橋はるみ道知事、在札元売関係者ら来賓17氏を含む約90人が参加した。
冒頭、主催5団体を代表して北石連の伊藤豊会長があいさつし、業界に対する国や道、石油議連の配慮、支援が「具体的な成果となって表れてきている」ことに感謝。その上で「今年も厳しい試練が予想されるが、関係する多くの皆さんとともに、この難局を乗り越えていきたい」と述べ、さらなる連携の強化を呼びかけた。
また、来賓を代表して児島局長、高橋知事、コスモ石油マーケティング札幌支店の辻本伊久治支店長があいさつ。
児島局長は「強い北海道経済をつくることが喫緊の課題。その際にはエネルギー、中でも石油の安定供給確保が最も重要となることは言うまでもない」と訴え一層の尽力を要請するとともに、道経産局としても「あらゆる政策資源を投入」して支援していくことを約束した。
高橋知事は、昨年10月に道が中心となって実施した総合防災訓練に対する北石連の協力に感謝するとともに、上向きになりつつある本道経済を石油業界のみならずすべての業界が実感できるよう、国との連携を強化していく考えを表明。
辻本支店長は「お客様に安心、安全をお届けするためには、業界全体の経営の安定が必須」だとして、適正な利潤確保の重要性にも言及した。
このあと北石連の河辺善一副会長(道油政連会長)が音頭を取って乾杯し祝宴に入り、それぞれに歓談した。