原谷副会長(右)が音頭を取って乾杯、祝宴に入った
北石連など業界関連4団体共催による平成31年新年交礼会が9日、札幌市内のホテルで開かれ、来賓を含む約80人が新年を寿ぐとともに新たな時代への飛躍を決意した。主催者を代表してあいさつした北石連の伊藤豊会長は、先の胆振東部地震でSSの重要性が再評価されたことについて「改めて社会的使命を痛感した」とし、そのためにも安定供給を担保する官公需の受注機会確保・拡大に向けた行政との「さらなる連携」が必要だと訴えた。
新年交礼会には18石協役員や在札元売など業界関係者に加え、牧野剛道経産局長、高橋はるみ道知事、秋元克広札幌市長ら約80人が参加した。
冒頭、共催4団体を代表して北石連の伊藤会長があいさつ。昨年9月に発生した胆振東部地震の際、地域におけるSSの重要性が多くの人々から再評価されたことについて「改めて社会的使命を痛感した」とし、安定供給を下支えする官公需の受注機会確保・拡大に向けた行政との「さらなる連携」が必要であることを強調した。
その上で「今年も厳しい試練が予想される」として「関係する多くの皆さんとともに難局を乗り越えていきたい」と結束を求めた。
このあと来賓として牧野局長、高橋知事、秋元市長、出光興産販売部北海道支店の福地一雄統括支店長がそれぞれあいさつ。
4氏いずれも胆振東部地震やブラックアウト発生時における業界の迅速、懸命な対応に敬意、感謝の意を表しつつ、牧野局長は「今年は(震災からの)回復の足取りを確かなものにし、今後の成長軌道に向け地盤を固める必要がある。そのための大きな課題がエネルギーの安定供給と事業継続計画(BCP)」だとしながら「勇往邁進」を強調した。
また、高橋知事は、官公需における災害時協定参加組合員への受注機会の増加・拡大に向けた対応を一層強化するなどとし、秋元市長は「先の震災をしっかり検証し、より災害に強いまちづくりをしていかなければならない」と訴えて支援、協力を要請。
福地統括支店長は「山積する課題に、これまで培ってきた経験や教訓をベースとしてしっかり対処し、新たな時代に向き合っていきたい」などと呼びかけた。
このあと北石連の原谷真人副会長が音頭を取って乾杯し祝宴に移行。最後も同じく河辺善一副会長の音頭で乾杯し、会を締めくくった。