ネガティブからポジティブに
販社の利益追求動向に関心
2017.2.28
 新年度を前に特約店関係者は販売戦略づくりに追われている。とりわけ4月スタートのJXTGグループに関連して「元売集約時代のSS戦略はどうあるべきかなどの方向性を前提に生き残り、勝ち残りの商いに取り組まなければならず、これまで以上に消費者=来店客と接する販売最前線での顧客満足追求が大きな課題。こうした方針を反映した店頭態勢が求められている」といった声が大勢を占めている。

 ガソリンをはじめとした石油製品の需要減少、そしてSS数も右肩下がりの状態が続き「昔の『油屋』仲間がいなくなって寂しさを感じる」と語る特約店会長。その一方でハイブリッドカーなどに代表される低燃費自動車時代の中、客の来店頻度は減少、利幅不足でSS閉鎖―というネガティブからの脱却が欠かせない。「閉鎖SSによって商圏内外の来店客が増える商機と位置付けて前向きに大きく前進していきたい」と覚悟を新たにする特約店関係者も少なくない。

 元売2強時代と言われている中、JXTGグループのスタートに合わせ、JXエネルギーの販社の雄ともいわれるENEOSフロンティアが組織改革を行う。ENEOSフロンティアの子会社を集約、そして支社、支店制度に代わってカンパニー制を導入するもの。販売最前線のSSにより接近したものにしたいという意図があるようだが「組織改正などによって利益ある商売にどう手本を示してくれるか注視していきたい」との声も。


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

■「採算販売」最優先に 北石連・商理事会が総会提出議案承認
■「まずは技術力磨け」 HNCが勝ち組SS応援セミナー
■基本方針への準拠求める 官公需で経産省が都道府県知事に要請
■LINEでショップカード 道エネチャレンジ西野3条SS
■油販増大へ集客策次々 東日本宇佐美セルフ山の手通宮ノ丘SS