◎…カードでの支払いが国内で増加しているという。クレジット協会のまとめによると、２０１６年のクレジット利用金額は総額で５０兆円を突破し、前年比８％強の伸びになった。

「カードでの支払いが完全に定着していることを示しており、給油所業界もカード支払いが増加傾向をたどっている。カード客の囲い込みが欠かせない」と話す特約店幹部。ガソリンだけでなく油外関連商品の売り上げアップにつながるだけに、カード戦略がさらに重要になる、ということだ。

　◎…しかし、カード比率がアップすることは現金入金比率が低下することにもなるだけに「痛し痒し」といったところだといった声もある。

　◎…「今月は新入社員の戦力化に全力をあげ ている」と話す特約店幹部。人手不足の中にあってどう戦力アップにつなげることができるか、特約店幹部の腕の見せどころといったところだ。

　◎…今年の新入社員の特徴は「キャラクター捕獲ゲーム型」だと言われる。日本生産性本部が新入社員の就労意識をテーマとする調査結果をまとめた。今年度の新入社員は、キャラクター（就職先）が数多くあり、比較的容易に捕獲（内定）できた。また、はじめは熱中して取り組むが、飽きやすい傾向（早期離職傾向）もあるという。長時間勤務やパワハラがないことを重視して就活した学生が多く「入社後に離職しない体制づくり」が求められている。

　◎…新戦力となる新入社員に対しては、それなりの配慮が欠かせないとの声もある。しかし「特約店経営者にとって、最前線で店頭活動を展開しているスタッフと常に連係プレーをすることが求められている。膝を交えた会話に心掛けたチームワークの構築が求められている」といった事情もある。経営トップにとって、一刻も早い新入社員の戦力化にどうしても期待がかかるが、早期離職を回避するには「あれこれ指示する前に社員との連係・連帯意識を強めることが肝要だ」との声も少なくない。