記憶に残るサービスを
永続的ファン化の条件
2017.3.5
 先日、取材先に向かう途中、トイレ休憩で立ち寄ったコンビニ駐車場。ボンネットを開け、満面の笑みを浮かべながら語らう大学生風の若者3人。15年前に製造を終えたRV車だったが、ボディやナンバー、エンジンルームまでもが眩いばかりに輝き、車内に段ボール箱や夏タイヤが積まれていたので、納車直後だと思われる。

 遭遇した瞬間、自身も学生時代に親が乗っていた車を譲り受け、暇を見つけては仲間うちで当てもなくドライブし、最初の1カ月で3000km走った記憶が甦った。また、その時代を過ごした地域を訪れる機会があり、当時の想い出に浸りつつ、街が大きく変貌した様に時の流れを感じた。

 何らかのきっかけで昔の記憶が甦ることは多々ある。例えば、青春時代の流行歌を耳にすると、記憶がその時代にタイムスリップする現象。これは「メンタルタイムトラベル」と呼ばれ、脳が精神的な興奮を期待してドーパミンを分泌する結果、当時の記憶を甦らせるものだという。

 読者諸兄に、小学校の社会見学で工場を訪れた記憶はないだろうか。子ども達の記憶に商品やメーカーを印象付けて永続的なファンになってもらおうという願いを込めているそうだ。

 あるアンケート結果で、若者が車離れから回帰しつつあるという結果が出ている。車を手にし希望に胸を膨らませる若者達のニーズや悩みに即応したサービスを提供することで、社会見学と同様、印象付けを強くしていかなければならない。  (蔵)


北海道のガソリン価格予想
7月14日(月)から7月20日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で

07月15日付ヘッドライン

■札幌に水素を供給 製造や輸送など検討へ 推進協議会が初会合
■脱炭素に省エネ不可欠 伊藤忠エネクスがウェビナー
■「分解整備」の技能習得 札石燃協・札危協が技術研修会
■サービス好評、ドラスルに勢い AIXセルフ西岡SS
■アピール強めタイヤ拡販 東日本宇佐美羊ケ丘ニュータウンSS