「1+1=」の数式を目にしたとき、多くの諸兄は「2」と即答するだろうが、子どものなぞなぞになると「田んぼの田」が答えとなる。しかし、それを邪道とする大人達があえて2を正解と「したがらない」傾向にある。
それは、この数式の答えであるはずの2に「+α」を求めるもの。「コラボレーション力」などと横文字を交えてオシャレに称されているが、足しただけで成果が出ることは極めて希有な幸運と言える。
協働という意味も持つコラボ。数式で考えれば足す(加える)ことよりも、掛ける(乗じる)方の意味合いが強いのではないだろうか。その場合、負の要因(減じる)が1つ加わると全体がマイナスになってしまう。また、元の値より大きな数字で割られる(除する)と全体は小さくなる。
さらに、人間は楽な方へ進む生き物であることに加え「禍福はあざなえる縄のごとし」ではないが、片方がプラスになれば他方がマイナスになってしまうことも悲しい現実として存在する。
数式ではマイナスを2つ乗じればプラスに転じ、場合によっては事前にマイナス要素を洗い出し、掛け合わせて好転することはあるが、それが個々の要素のマイナスである場合、何もせずに好転させることは無理に等しい。
「1+1」に2以上の成果を求めるならば、求める側が率先して互いに「減」や「除」の要因をつくらない心がけに「+α」し、やり甲斐となる「加」を手「加減」せずに多くつくり、プラスに導くことが必要だ。 (蔵)
北海道のガソリン価格予想
3月25日(月)から3月31日(日)まで
変わらず
仕切り上昇 小幅値上げも
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03月30日付掲載予定
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