女性客への配慮不可欠
意外に多い躊躇や悩み
2017.5.10
 今、都心部のSSを中心に、顧客数拡大に向けた女性客取り込みに知恵を絞る。土・日曜日などに比べて来店客数が減る平日をレディースデイとして様々な特典を付けたり、女性に分かりやすいポップを多用したりと、その取り込みは多岐にわたるが、女性特有の「悩み」に対する配慮はどうなのだろうか。

 ある女性は「SSに行くこと自体が苦手」だと表情を曇らせる。些細なことなのかもしれないが、その訳を聞けば頷ける。SSが混みあっている時、どこで待てばいいのか分からないし、白いラインがあるものの狭い計量機の間に入るのが苦手、しかも給油口が逆だったらなお困る、とその女性は言う。さらに商品を専門的な言葉で勧められると、断わりきれずに購入してしまうことがあるという。立地条件によってはアイランドの狭さなど致し方ないが、どれもスタッフの誘導や接客のあり方で緩和されるものではなかろうか。

 ほかにもセルフでの給油やドライブスルー洗車の機械操作にモタついている間に、他の来店客が後ろに並ぶと焦ってしまうという話も。これもスタッフが早くに気付いてアシストしてくれたら解消される悩みだろう。スタッフに尋ねれば良いのかもしれないが、近くにスタッフがいなかったり、忙しそうにしていると声をかけずらい。

 どれも慣れてしまえば済むことだが、女性客がストレスを感じない環境づくりや、気の利いた接客をすることこそ、顧客数の拡大につながる道と言えそう。  (さ)


北海道のガソリン価格予想
7月28日(月)から8月3日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で

08月10日付ヘッドライン

■対応のバラツキ顕著 道内35市燃料油納入価格
■河辺氏に道産業貢献賞 7年度要望も決議 中央会が全道大会
■合成燃料などの活用促進 産業構造審が経済政策の重点決める
■客数減懸念、囲い込みに全力 コスモ石油販売セルフ藤野中央
■「成果の見える化も大事」GHG実質ゼロ懇で意見交換