慢心こそが事故を招く
努力の積み重ねが大切
2017.8.30
 先日、理髪店に行った時のこと。散髪台の前に置かれたテレビで高校野球が放送されていた。北北海道代表の滝川西を破った仙台育英と、道民球団日ハムの中田選手らの母校で春夏連覇をかけた大阪桐蔭との対戦。

 試合は大阪桐蔭が1点リードで迎えた9回裏2アウト、ランナー1・2塁の場面。ゴロを処理したショートの送球を受けたファーストの足が塁から外れていたため判定はセーフ。続く打者のヒットで仙台育英がサヨナラ勝ちという結果になった。

 あとアウトひとつのところで逆転してのサヨナラ勝ち。今年は戦績が振るわずファンをやきもきさせている道民球団の勝利パターンのひとつだったのではないかと思うが…。

 それはさておき、日々練習に明け暮れ、その甲斐あって甲子園に出場しながらも、試合に敗れて夏が終わった球児たちの心中は、察するに余りある。(断じて1人の責任ではないが)このようなちょっとしたミスが許されないのが石油業界。サービスの向上に努め、事故を防ぐために腐心し、顧客に安全を提供していることは敬意以外の何物でもない。

 しかし、毎日積み重ねている安全が日々の努力の成果であることを忘れ、当たり前にしてしまう「慢心」が事故を招くことは言わずもがな。古文になぞらえれば「盛者必衰の理=驕るものは必ず滅びる(平家物語)」を忘れず、「過ちは、やすきところになる=間違いは、単純な物事でこそ起こる(高名の木のぼり)」ことを忘れてはならない。    (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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