便利さの裏に潜む不便
データ管理の見直しを
2017.9.10
 先日、取材で使用しているカメラのSDカード(=フィルム)が突然故障した。この災難が突然降りかかったとき、昔の流行歌ではないが「あなたならどうする?」。

 スマホやタブレット、PC、デジカメ、果てはテレビの録画までデータ保存するものは枚挙にいとまがなく、SDカードやUSBメモリ、ハードディスクなどの保存媒体や本体そのものが故障すると、これまで蓄積したデータが一瞬にして水泡に帰してしまう。

 私的なデータの代表としてはデジカメや肌身離さず持ち歩くスマホで撮影できる写真が挙げられる。「インスタ映え」の言葉も生まれたほどポピュラーになった日常生活の記録、子どもや孫の成長を撮り溜めた記録は後から取り戻すことが不可能。デジカメはPCなどへの保存で、スマホはアプリや携帯会社が提供するサービスの「iCloud(アイクラウド)」などの活用でバックアップが可能。思い当たる諸兄には、早急な対応を勧めたい。

 公的、すなわち売上記録などの業務上のデータは破損すると完全復旧に時間や手間に加えて費用が発生する場合もある。外部サーバーへの接続と自動バックアップ機能が不備であれば破損のリスクが高まる。個人のPCにも言えるが定期的なデータの保存、自動または手作業によるバックアップデータの作成で対策する以外に方法はないだろう。

 便利な反面、意外と簡単に破損することが忘れられがちなデータ。この機会にいま一度、見直してはどうか。 (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月20日(月)から5月26日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付ヘッドライン

■経営安定化へ総意結集 北石連・商が通常総会・総代会
■商取引阻害要因を排除 函館石協が通常総会
■常に「丁寧なアテンド」 平和石油セルフ美原
■脱炭素の推進など盛る 道の予算要望
■元売大手3社が2023年度決算