灯油商戦を前にローリーの点検も始まった
(札幌危険物安全協会が実施した一斉点検)
地域によっては最低気温が10℃を割り込むなど暖房が恋しくなる季節に入って、灯油商戦がすぐそこにまで迫ってきた。配送用ローリーの自主点検もすでに始まり、準備に遺漏はないようだが、灯油は道内販売業者の「命綱」であり、商戦の行方には、いやが上にも関心が集まる。生まれ値は昨シーズンより10円程度高くなりそうだが、問題はなさそう。都市ガスなどの攻勢にも対応し得る、質・量ともに「売り負け」しない態勢の構築が求められる。
道経産局のまとめによると、平成24年度から4年連続で300万klを割り込んでいた道内の灯油販売量は、昨年度、需要防衛・拡大への懸命な取り組みや、シーズン入り直後の断続的な寒波襲来が押し上げ要因となり大台を回復。今年4月から小売自由化となった都市ガスやLPガスの攻勢に懸念は残るが、「量」については明るい見通しもなくはない。
一方で、昨年のこの時期に比べ原油価格が値上がり、為替相場も円安に振れていることから、昨シーズンより10円ほど高い70円台での商戦入りとなりそうだが、価格変動要因が乏しい中で、従前のような数量・金額指定注文による配送の煩雑化などといった問題発生は考えにくく、追い風に乗った商いができそう。唯一の不安は、量販志向の不毛な価格競争、つまりは「質」の部分だ。
ガソリンなど自燃油の低マージン常態化で青息吐息の道内販売業界にとって、灯油が「命綱」である構図はこれまでと同様。適正なマージンを乗せた適正販売を目指したいもの。
第1回定期配送がスタートする10月まで残り10日ほど。遺漏のない諸準備は無論だが、灯油の有用性をベースにした消費者への働きかけや売り手側の強い意志で、質・量ともに「売り負け」しない態勢を構築していくことが求められる。
北海道のガソリン価格予想
2月16日(月)から2月22日(日)まで
価格上昇
元売仕切り価格が上昇
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02月20日付ヘッドライン
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