やられた場合を考えて
謙譲の精神で行動せよ
2017.11.15
 最近、ドライブレコーダーが録画した画像が証拠として、ニュースやワイドショー、果てはネット上でも頻繁に見られるようになった。その効果であろうか、認知度が向上したドラレコは先の東京モーターショーでも注目を集め、取扱店では商機を迎えている。

 ドラレコは走行中の前方の様子を記録するため装着するイメージが一般的だが、先日、札幌市内でタクシーの乗客が遠回りをしたと運転手を罵倒しながら運転席を蹴り、防護板を割った一部始終の映像が公表されたように、車内の様子や、死亡事故にまで発展した「前車を煽る(後車に煽られる)行為」などの証拠記録のため、装着を知らせるステッカーとともに後方の様子を記録することによる防犯対策や犯罪被害の抑止力として1台に複数台のドラレコを装着しているドライバーもいる。

 前車を煽る行為を分析したコラムでは、なぜかアメリカでは皆無だとする。その理由を「銃を持っているかもしれない相手に丸腰で攻撃できないだろう」とアメリカンジョーク的なコメントで記す一方、「未然に防ぐには、譲り合いの精神が不可欠」だともしていた。この精神、古くから日本人の美徳とされる謙譲の精神に通じるのではないだろうか。

 「譲るのはあんたの勝手」とばかりにお礼の合図もしない、また、譲るべき状況下でムキになってブロックするドライバーが多いと感じる。自分が「やられた」場合を考えてみれば、取るべき行動は自明なはずなのだが。    (蔵)


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12月8日(月)から12月14日(日)まで
価格上昇
11日補助金増額で値下げ

12月15日付掲載予定

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