プロの誇りで模範運転
命と安全預かる自覚を
2017.11.20
 前号の取材アンテナで「譲り合いの精神が大切」と記してから1週間弱。その間、運転している最中に「違うだろ~」と今年の流行語大賞にノミネートされた言葉を叫びたくなる営業車両に2回も遭遇した。

 1つは札幌市内の交差点での信号待ちで遭遇した個人タクシー。停止場所手前のスーパー駐車場出入口から左折して合流しようとしていた、女性が運転する黒い外車。自身が停止動作に入る前だったので、左で客を乗せている中型タクシーを車線内で避け、横に並んで女性の侵入スペースを確保して譲ろうとしたのだが、事もあろうに女性が入る前に客を乗せ終えたタクシーがウインカーを上げて無理やり侵入しようとしてきた。そもそも、混み合う交差点の手前で客を乗せる行為が迷惑な上、横入りまでしようとする厚顔無恥に呆れた。

 もう1つは、取材帰りに通った空知の国道での出来事。社名はあえて伏せるが、LPガスのボンベを搭載したトラックが目の前に割り込むように左折して合流した次の瞬間、すぐ先の次の丁字路で右折。30秒にも満たない時間で2度も減速させられる羽目に。自身の後に車はなく、やり過ごしてから侵入すれば安全に進めたはず。しかも、危険物を搭載していることに無自覚な運転は許されない。

 どちらも緑色の営業用ナンバーを装着し、自社の看板を掲げ、プロとして操る車。彼らこそ利益と効率だけを優先することなく、率先してマナーを守り、模範運転をすべきなのだが。 (蔵)


北海道のガソリン価格予想
12月8日(月)から12月14日(日)まで
価格上昇
11日補助金増額で値下げ

12月15日付掲載予定

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