
道内での本年度上半期(4~9月)の燃料油販売量は、ナフサやB・C重油の大きな伸びもあって2年ぶりに500万klの大台に乗せ、前年同期比11・4%増の543万9505klとなっていることが、このほど北海道経済産業局のまとめで明らかになった。ただ、ガソリンは本格需要期となる夏場の天候不順が響き、灯油も4、5月が比較的温暖に推移したことが響き、ともに小幅ながら前年を割り込んでいる。
道内の上半期燃料油販売量(表上参照)は、道経産局が集計方法を変えた平成22年度以降に限れば、ナフサ、ジェット燃料油を含め4年連続で500万kl台を維持。26年度になって消費税の増税に価格の高騰が追い打ちをかけて468万6042klと500万klを割り込み、それからは一進一退を繰り返してきた。
本年度上半期は、7油種合計で前年度比55万kl余り、11・4%伸ばして543万9505klとなり、2年ぶりに500万kl台を回復している。
油種別では、ナフサが前年同期比60・6%増の91万1333kl、B・C重油が15・5%増の100万4790klと大幅に伸ばし、両者で増加分の9割近くを占めた。このほか景気の回復を背景とした貨物輸送の増加に支えられ、軽油が5・8%増の108万8548klとなるなど、1・8%増のA重油、6・5%増のジェット燃料油とともに前年を上回った。
一方、ガソリンは、8月を中心とした夏場の天候不順から0・3%減の114万2216klと伸びず、灯油も、4、5月の断続的な寒波が需要を押し上げた前年を0・5%下回って60万6343klにとどまった。
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道経産局のまとめによる今年9月の燃料油販売量(表下参照)は、7油種合わせて前年同月比8・0%増の91万2836kl。ガソリン、B・C重油は前年をわずかながら下回ったが、13・8%増の9万3772klとなった灯油など、残る5油種は前年を上回った。
在庫は、7油種合わせて前年同月比0・1%増の85万9994kl。本格需要期を前にした灯油は12・5%増の54万8455klだった。
北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調
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04月30日付ヘッドライン
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