
原油価格の値上がりなどを背景に、元売各社の仕切り価格は11月第4週まで上昇が続き、道内各市場で転嫁が進んだが、道内35市も燃料油納入価格の改定スパンを短縮するなどして対応。ガソリンなどすべて4円を超す大幅な値上がりとなっていることが11月30日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリン35市平均は130円40銭、消費税込みで140円台に乗った。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 ガソリン仕切り価格は11月に入ってからでも5円程度上昇。これを受け道内各市場では、第3週と第4週の2度にわたり未達分を含め6円程度の末端転嫁に動いた。
価格改定時期の関係もあり、第4週の転嫁分が反映されなかった市もあるが、それでも据え置いた釧路を除く34市が、多い市で月中2度の改定に踏み切り、富良野の10円を最大に値上げ。35市平均価格は前回調査(11月1日現在)を4円98銭上回って130円40銭、消費税込みでは140円強となり、ほぼ「実勢」にまで持ち上がった。
最高値は消費税込みで148円弱となる網走の137円、最安値は滝川の123円だった。
軽油も同様で、35市平均価格は前回を4円92銭上回る115円43銭。
■ 灯油・A重油 灯油は、プライスリーダーであるコープさっぽろが10月23日と11月21日にそれぞれ4円の値上げを行い、それに多くの販売業者が追随したことから、35市すべてが札幌の9円を最大に値上げ。35市平均価格は前回を4円52銭上回って75円78銭となった。
A重油は、納入していない深川、据え置いた芦別を除く33市が根室の8円(郊外地)を最大に値上げし、34市平均価格は前回を4円14銭上回る74円58銭となった。
北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調
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