好天に恵まれ洗車待ちの長い列ができたSSも見られた
曜日の配置から例年より短く感じられた年末・年始商戦だったが、自燃油販売は「例年並み」とする声がある一方で「良かった」との声も聞かれるなど「2極化」もよう。ただ、昨年11月下旬の底上げ以降、市況が安定していたことから、収益面ではそこそこの数字を残せたようだ。年末に需要が一気に高まる洗車は、好天に恵まれた地域で好調、濡れた路面や気温が低下した地域で例年並み以下と天候に大きく左右される結果となった。
札幌市内やその近郊など道央圏では、燃料油販量を「例年どおり」だったとする声が大半を占めたが、昨年11月下旬からの市況安定で「収益は向上した」とする声も多かった。一方で業態変更に伴う固定客減少の影響が出た、とするSSも。
洗車も例年並みだったようだが、年末の好天で道路が乾燥したエリアでは「1時間以上の待ちとなる行列ができるほど好調で、燃料油の増販にも貢献してくれた」という喜びの声も聞かれた。
釧路や帯広、北見などの道東圏では「現金会員獲得が功を奏し、年末は自燃油販売量が2、3klプラスした」とするSSが存在。このほか「寒さで暖機する車が多かったせいか、例年以上に自燃油が出た」 「年始からの2日間、フリー客が増えたことから予想以上に増販した」といった好調ぶりも聞かれた。
洗車は、釧路で好天による路面の乾燥から「年末は大ヒットと言える好調ぶり。年始も維持している」が、帯広では寒さの影響で例年並み。逆に北見では、気温上昇による濡れた路面が災いして不調と、天候に左右される結果となった。
旭川など道北圏の燃料油販売は「例年並み」が大勢。洗車は降雪、気温上昇などの影響で「例年より少なかった」とする声が多かった。
函館など道南圏も燃料油販売は例年並み。洗車は地域によって道路状況が異なったものの「例年とほぼ同じ」で推移したもようだ。
北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格下降
下げ傾向続く
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