若者心理の「本質」つかめ
人手不足打開はそこから
2017.12.20
 業界の喫緊の課題である収益向上策のひとつとして、各種研修会で「顧客満足(CS)」とともに「従業員満足(ES)」が言われるが、その実現の前段となるであろう「今の若者の心理」に関する面白いコラムを目にした。20代以下と40代(以上)の仕事に対する考え方の差というテーマだったが、仕事を進めていく中で、40代以上は「勤務先を自身の『内』にあるコミュニティに位置付け、仕事を完遂するための私生活の『犠牲』も厭わない」のに対し、20代以下は「勤務先は『外』であり私生活を『最優先』にする」という違いがあるとしていた。

 また、別のコラムでは、新入社員を対象とした意識調査の結果を引用しながら、2003年までは働く意義の上位が「能力を試す」ことや「経済的に豊かになる」ことだったものが「楽しく生活する」ことに変わり、さらに別の調査を引用して「収入の安定」や「健康に働くこと」 「仲間と楽しく働くこと」を重視し、「世間から評価を得る」ことや「責任者として采配を振る」ような、いわゆる「出世」に興味を持たない傾向があるとしていた。

 こうした考え方の食い違いがもうひとつの業界の喫緊の課題である「人手不足」を招いていることは自明。その解消策にもなり得る従業員満足の達成には、決して媚びることなく、今時の若者心理の本質を理解しながら、会社を彼らが最重要と考える私生活と同じポジションに変化させる取り組みや方策が必要なのではないか。     (蔵)


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