適材適所の見極め必要
運動も然り仕事も然り
2018.2.15
 平昌オリンピックが開幕した。道産子選手も多く参加し、史上最も低いと予想される気温の中で繰り広げられる数ある種目。その中で、華麗な演技で競い合うフィギュアに、速さでしのぎを削るスピードやショートトラックのスケート競技に熱視線を送っている諸兄も多いと推察する。

 過去のテレビ番組で、スピードスケートの元メダリストがフィギュアに挑戦する様子が放送されていた。持ち前の運動神経で如才ない滑りを披露していたが本来の種目の出来には遠く、同じスケートでも違うと感じた。

 スケート靴は種目で刃の長さや厚さ、刃先の角度が異なり、それぞれに適した構造になっているため必要な技術が異なることは自明。さらに持続力と瞬発力を発揮する筋肉も異なっており、前者は休まず泳ぎ続ける赤身魚のマグロに、後者は普段は海底を漂っているが、危険が迫れば猛スピードで逃げる白身魚のヒラメに例えられることが有名である。

 最近の研究では、トレーニングで質を変えられるが、生来、毛細血管が多い赤い筋肉(赤身)は男性に、少ない白い筋肉(白身)は女性に多く、中高年になると男女を問わず白い筋肉の活用が適するそう。

 人手が不足する企業では、否が応でも両方の活用を求めざるを得ない側面もあるが、荷物を積むことに適したトラックと、人を乗せることに適したミニバンのように、それぞれの資質に適した業務を見極めることが効率化を図るひとつの方策になるのではなかろうか。 (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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