燃料の供給と並んで北海道の冬に欠かすことができない「生命線」のサービスに道路の除雪が挙げられる。昨年末、札幌近郊では除雪業者が倒産し、シーズン契約をしたはずの利用客がサービスの提供を受けられず、別業者との再契約による二重支出や泣き寝入りを強いられたと報じられていた。
多くの公道の除雪は国や道、自治体といった道路管理者が行っているのは周知のとおり。除雪に用いる重機の小回りが利かないなどの理由から完全に雪を取り払うことができないことは重々承知しているのだが…。
自身が住むアパートは片側1車線と広くはないが「○○通」と名前がついている道路に面している。渋滞する原因になっている路線バスの停留所が自宅前にあり、時折利便性を享受している。しかし、そのバス停と両脇に立つ電柱を目印にしたかのようにロータリー車が飛ばした雪を高く積み上げ、その一部は歩道にもこぼれ落ち、夏でも決して広いと言えない車庫への進入路を半分まで狭めている。
この道路は区界で、除雪は隣の区が担当。ほかの道路は自身の住む区が担当しているが、車道と歩道を別に除雪しており、交差点の四隅も雪を残さずきれいに仕上げている。
スケートリンクのようにピカピカに仕上げられるのも困るが、人が除けられない雪の塊を残すのも困りもの。サービスは自身の都合だけではなく、相手の身になって満足できるものを、さりげなく提供することが必要だと感じる機会になった。 (蔵)
北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き
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05月20日付掲載予定
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