人間力試す咄嗟の反応
互いの心温まる対応を
2018.3.25
 地下鉄を使用しての出勤時、地下から地上に上がる場所に風除けのドアが2枚鎮座している。このドア、温度差やビル風による強風でのあおりを防ぐためか、とにかく重たいのである。

 この時間帯は多くの人が列をなしてドアを抜けるが、日によって自身が開けるときの「重さ」が違うことに気が付いた。

 それは、前を通る人の開け方。絶え間なく人が通る状況であれば押す力を分け合って、少しの力で通ることができるが、若干でも間隔が空いた場合、押すことで自分が通れる分だけ開けたり、壁にドンとぶつけるほどに激しく開けたりといった「前を通る人との巡り合わせ」で、自身に必要となる力は、天と地ほどに差が出る。

 自身の負担が最も少なくなる状況は、前の人がドアを一瞬だけ押さえてくれた時。楽に通り抜けられることに加えて、後に続く人達への配慮も感じ、心温まる一瞬となる。

 また、ドアを押さえる時の手の向きでも、印象は大きく変わる。面倒くさそうに押す人と指先を相手の側に向け「どうぞ」と言っているかのような人。どちらが好印象かは言わずもがな。

 ドアを例に話を進めたが、この行為は周りに目を向けられるか否かを表すものであろう。見知らぬ人に対するとっさの対応は人間力を表すバロメーターとも言える。接客などで誰かに対峙するほかに「袖すりあうも他生の縁」ではないが、見知らぬ人との交流も同様。せめて、お互いが温かい気持ちになれる対応をしたいものだ。  (蔵)


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