今春施行の自転車条例
三位一体の努力が必要
2018.4.5
 観測史上最高に匹敵する気温まで上昇した地域も出るなど、春が一足飛びでやってきた感のある北海道。沿道で頭を出し始めたフキノトウとともに、歩道や車道に出没し始めた自転車を見てその思いを強くした。

 3月20日、議員提案による北海道自転車条例が道議会で可決され、4月1日から施行されることとなった。道民の健康促進やサイクルツーリズム(=自転車を利用した観光)などの観点から、道が市町村と連携して各種施策や財政措置を講じるほか、正しい知識の普及に取り組むことなどが盛り込まれている。

 条例では、自転車が自動車や歩行者に注意して走行しなければならないことを明記。加えて、身を守るためのヘルメット装着や点検整備、冬に乗る場合には適正な器材の装着か、不可能な場合には乗らないように努力することが定められた。同時に自動車の側にも、適切な配慮や、距離確保と徐行に努力することが明記されている。

 また、事業者は事業活動で積極的に自転車を活用することや、自転車で通勤する従業員に正しい利用を促す努力をしなければならないと記されており、自転車に乗らずとも無関係ではない諸兄も多いだろう。

 免許不要で気軽に利用できるが故に傍若無人な振る舞いも目につく自転車に対する条例の制定は評価に値する。あとは、これを広く周知することで啓発し、自動車、自転車、歩行者が三位一体で尊重しあい、快適に利用できる状況を生み出す努力が必要だ。    (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

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