間近に迫る大型連休商戦
CSとESの構築が急務
2018.4.25
 ◎…「慢性的な人手不足の中で、新入社員の確保、人材・人財の育成が大きな課題」だというのが給油所経営関係者の共通認識。ある特約店店主は「顧客満足(CS)に加えて、これまで以上に従業員満足(ES)が求められている」と強調する 。「働きがいがある職場づくりを優先し、従業員がストレスを抱え込まない職場を構築していくことが経営者の仕事のひとつだ」ということだ。

 ◎…JXTGエネルギーをはじめ元売各社にも多くの新入社員が採用された。研修のひとつとして、特約店の給油所店頭で新人研修に努める元売新入社員の姿も見られている。 「元売新入社員が販売最前線の給油所で系列特約店の仕事を肌で実感し、将来、担当セールス、さらには幹部へと成長していく中で、販売最前線の苦労を忘れないでいてほしい」と注文する特約店店主も少なくない。

 ◎…若手特約店経営者は、新入社員が配属された給油所の巡回を積極的に行っている。 「来月のゴールデンウィーク商戦で新戦力として活躍してほしい」 「配属先の給油所を巡回し、新人がどういった悩みを抱えているのか、どういった苦労があるのか、そうした様々な声を、膝を交えて聞くことが欠かせない」という。

 ◎…次世代を担う新戦力に期待が高まっている。新人社員が販売最前線で来店客にどう対応するのか。顧客ニーズを迅速につかまえ、店頭で対応するというアクションプログラムが問われるのが5月のゴールデンウィーク、大型連休商戦。しかし、ガソリン需要が減少する中で、ガソリン販売の伸びだけに多くを期待していいのか。 「新入スタッフはもとよりすべての従業員が顧客目線でどういった商品、サービスが必要なのかをテーマにミーティングを行っている。給油所それぞれに商圏特性を前提にしたサービス態勢を構築する」と語る特約店幹部。その上で「ミーティングの中で新入スタッフの意見を採り入れることが欠かせない」とも。つまりは「自分の意見が採用された新入スタッフは、自分も給油所経営に携わっているということでモチベーションアップにつながる」からだと説明する。


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

■「採算販売」最優先に 北石連・商理事会が総会提出議案承認
■「まずは技術力磨け」 HNCが勝ち組SS応援セミナー
■基本方針への準拠求める 官公需で経産省が都道府県知事に要請
■LINEでショップカード 道エネチャレンジ西野3条SS
■油販増大へ集客策次々 東日本宇佐美セルフ山の手通宮ノ丘SS