相手は車だけじゃない
周囲への目配りが必要
2018.9.5
 依然としてニュースを賑わせる「あおり運転」。そこから身を守るアイテムとして普及を続けるドライブレコーダー。SSの新たな商機として活用する向きもあるだろう。

 被害に遭わないためにはドラレコの装着に加え、怪しい動きの他車を避けるとともに、あおり運転を誘発しない円滑な走行にも役立つ前後左右の確認が常に必要である。

 このことは、停車中にも効力を発揮する。例えば、信号や工事での片側通行規制を待つ間も後方を確認し続けることで、気付かずに追突しそうな後続車を察知でき、ブレーキランプを点滅させるなどして事故を回避できる。

 最近の実体験だが、周囲のスペースにゆとりがあるショッピングセンターの駐車場にもかかわらず、他車にギリギリまで近づき車の向きを変え始めた車に遭遇した。高齢者が運転する海外製のコンパクトカーで、オプションの障害物センサーを頼りにしていた可能性もあるが、その距離感、こちらが冷や汗をかくほど。

 先日、道内にも愚行を働くドライバーの抑止力となるパトカーが配備されたそう。レーザー方式などと呼ばれ、赤色灯中央からのレーザー照射で測定し、CCDカメラでドラレコのように証拠写真を撮影することも可能。市販のレーダー探知機では検知できず、絶大な効果が予想される。

 多くのドライバーは、真に悪質な違反の取り締まりを願うはず。その実現に向けてお手を煩わせないためにも、常に周囲に目を向ける心がけが必要だ。     (蔵)


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5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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