野球にPC、車も同様
伝えると伝わるは違う
2018.9.10
 プロ野球界のレジェンドとして、真っ先に思い浮かぶであろう長嶋茂雄氏には、打撃のコツを問われて「バァッと行ってガーンと打つ」と返したとの逸話がある。真偽のほどは定かでないが、ミスターの説明だと思うと不思議な説得力を感じる諸兄も多いだろう。しかし、一般人が同様の回答をすれば「分からんべさ」と一蹴されて終わってしまうのが関の山。だから、問われた側は相手に伝わるように努力するが…

 自身はパソコンについて質問されることが稀にある。なるべく分かりやすく答えなければと考え、順を追って操作手順を示して説明しているが、相手や周囲から分かりづらいと突っ込まれ、密かに凹むと同時にスキルのなさを再認識する。

 実際のところ、質問される多くの内容は3~5個の固有名詞で解決できるが、手順に置き換えれば5倍近い数の操作が必要。それを口頭で説明される側に立てば辟易とするのも理解できるが、それ以外に伝える手段(スキル?)がないことも事実。

 車も同様で、例えばウォーターポンプ交換が必要だと説明する場合、顧客が理解していれば単語で済むが、そうでなければ「エンジンの冷却水を循環させるポンプが壊れ、オーバーヒートする」などと概略から始めなければならない。

 それを根拠に有償のサービスが成立する以上、内容を「伝える」のではなく「伝わる」ものにしていく努力が必要。自身のPC説明は無償だが、同じくスキルアップしていきたいものだ。 (蔵)


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5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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