友人の心のキズに見た
「断り」にも必要な「理」
2018.10.5
 先日、久々に会った営業マンの友人と、酒杯を交わしつつ互いの近況報告をした。話す内容は多岐にわたったが、その中の1つが強く印象に残った。

 毎年のように承諾を得ている季節商品購入の依頼を、古くからの得意先にしたところ「それにお金を出すなら、地元のイベントに協賛金を出した方がマシ」と言われたそう。

 話は続き「その担当とは、割り勘で酒を飲みながら情報交換をするぐらいの関係。自分がまだ営業に慣れていなかった頃は『営業マンが自社の商品を自信持って売らなきゃどうする』なんて励ましてくれたんだよなぁ」とも話していた。

 そんな相手方から繰り出された突然の言葉。友人の性格からして居丈高にものを言うことはなく、相手方に何らかの事情があったことから、日頃の関係性も相まって率直な理由で断ったと考えられる。

 お酒の力を借りてポロリと口をついた話だからこそ、友人の悲哀も大きいのではと察し、それ以上深追いせず話を変えたが、後になって「断りにも理が必要ではないか」と考え直した。

 人は往々にして、無意識に誰かを傷つけてしまうことがある。また、商売では売る側と買う側の両方に立つと同時に、営業職のみならず販売の最前線にも、顧客満足度を高める配慮を求めているのも事実。

 情けは人の為ならずではないが、売る側の人間が買う側に立つとき、相手への節度ある対応を心掛けることが、自社の販売増に不可欠な方策を閃く手法となるのではないだろうか。(蔵)


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