同一ブランドで複数放送
テレビに見る差別化とは
2018.10.15
 双方向通信や文字情報提供などのサービス充実や不足する電波の整理を目的に、テレビ放送がアナログからデジタルに切り替わってから幾久しい。

 いわゆる「地デジ化」を契機に、多くのテレビにBSチューナーが標準で装備され、アンテナ等への接続で受信可能となった。

 NHKと全国ネットの民放5局がBSチャンネルの割り当てを受け、地上波とは違う番組を放送している。

 今月に入り、テレビ東京(道内ではテレビ北海道)系のBSチャンネル名がBSジャパンからBSテレ東に変更。これにより、地上波とBSの両方を放送する局が1つのブランドネームを冠することになった。

 あくまで主観だが、最近の地上波放送は、視聴率を主眼に置いてあらゆる方面に忖度し、バラエティを主体とした総花的な番組が増加。これらの理由などで減少した歌番組や、マニアックなテーマをさらに掘り下げた番組をBSで補完しているように感じている。

 これは、1つのブランドネームを冠し、電波ごとの明確な棲み分けで視聴者に分かりやすく訴求する例と言えよう。

 同様にチューナーが標準装備されるCS放送でも、愛称として同一のブランドネームを使用。有料放送となる分、音楽ライブ中継や時代劇といったコンテンツの特化で差別化を図る。

 再編によるブランドの統一がスタートした石油業界。中心商品の燃料油とともにブランドネームも同一となる以上、明確な差別化での顧客への訴求が求められることは必定だ。 (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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