掛け違いが失敗を招く
急がば回れで目標獲得
2018.10.25
 今年下半期のヒット曲のひとつである「USA」。「オッケーバブリー」のお笑いネタでリバイバルした過去のヒット曲と同じユーロビートに加え、ユニークな歌詞や簡単そうで難しいサビの振り付けとも相まって、間もなく到来する忘年会シーズンでの宴席で、歌い踊る(場面に遭遇する)機会も多いのではないだろうか。

 そのUSA(=アメリカ)のジョークに「理想はアメリカの給料を貰い、中国人のコックを雇い、イギリスの家に住み、日本人の妻を持つこと」というものがある。大和撫子からの反論があるかもしれないが、自動車を筆頭とした工業製品と同様にクオリティの高さを認められた証左と一笑に付していただければと思う。

 これは「中国人の給料を貰い…アメリカ人の妻を持つこと」と続いており、自国の自嘲をオチにしたひとつのボタンの掛け違いが大きな差となることを表したもの。

 先日、ある研修会で、同じアメリカのマサチューセッツ工科大教授が提唱した成功循環モデルの話を聞いた。組織に関する4つの質を「関係→思考→行動→結果」の順に行えば成功するとしたものだが、これを「結果→…行動」とひとつ掛け違えれば失敗するとしていた。

 求められる結果からロジックを構築することを合理的と思いがちだが、日本の諺「急がば回れ」の精神で少しのゆとりを持つことで、掛け違いを防ぐだけでなくモチベーションの高い理想の組織を生み、望む結果を得ることができるのではないか。 (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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