ずっと残してこそ教訓
情報の共有も不可欠に
2018.11.20
 全石連主催の災害時対応研修の道内開催が順調に進み、6会場のうち今月28日開催の札幌会場を残すだけとなった。今年は胆振東部地震を経験した後の開催で、災害時の店頭混乱回避シミュレーションでは、机上ながら実体験に基づいた意見が多く出され、今まで以上に中身の濃い研修会となっている。

 「おはしも」。これは学校の避難時の心構えをまとめた標語。「お」押さない「は」走らない「し」しゃべらない「も」戻らない、の頭文字をとったもので、校内放送で避難するよう指示されたら、これによって冷静に非難するようにとされているそう。ただ、停電で校内放送が流れなかったらどうするのだろうか。もう一歩掘り下げた対策も必要だ。

 災害はいつ起こるか分からない。あすかもしれないし10年後かもしれない。その時まで今回の教訓を残しておかなければならない。

 今回の地震で多くの人達が何にも代えがたい貴重な経験をしたことと思う。今業界は人手不足が顕著だ。いつ来るかわからないその日までこの経験を継承していかなければならない。どう伝え、どう実行させるか。悩ましい問題である。

 「おはしも」とともに「おはし」「おはしもて」(「て」は低学年が優先)もある。また東京都教育委員会は「走らない」の代わりに「駆けない」を使い「おかしも」としている。

 これまでの常識を超える対応が必要になっている今、一歩踏み込んだ対応には情報の共有というのが大きな役割を果たしそうだ。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月22日(月)から4月28日(日)まで
変わらず
仕切りにより、値上げも

04月25日付ヘッドライン

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■「失敗は有効解導く手段」 札危協保安研修会で三田薫氏講演
■石販業者への配慮明記 官公需「基本方針」が閣議決定
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■好調油販さらなる拡販に照準 フルの強み生かし道エネ環状通SS