自らもそうだが、紫煙をくゆらすひとときを励みに、仕事にプライベートに頑張る愛煙家は多いだろう。その是非についてはご容赦いただくとして、過去に流行したフレーズではないが「わかっちゃいるけどやめられない」状態であることも事実である。
そうした中、国はタバコの箱に表示する注意喚起のフレーズを強い表現に改め、3割以上の面積に記載する義務付けの議論を始めた。
それとは真逆に、消費者にとって肝心な部分を小さな文字で表示し「あえて読みづらくしているのでは?」と勘繰りたくなるような状況が目に余る。
消費者が有益と思う内容を前面に押し出し、注意事項や条件を小さな文字で後出しして表示。書類やHPであれば時間をかけてでも確認できるが、15秒や30秒しか見られない媒体で、最後の数秒だけ表示されるものを確認するのは至難の業。この媒体の機構が通報を求める「まぎらわしい」に当てはまらないか甚だ疑問だ。
また、面積を「札幌ドーム○個分」と表すほか、金額を「1万円」ではなく「10000円」と表記して見やすくしたり、そこから0・2%値引いた9980円にすることで安さを印象付けたりするシャルパンティエ効果も、手法によっては誤解を招くおそれがある。
商売である以上、不採算となるリスクを背負ってまでメリットを提供する必要性はないが、消費者にとってはデメリットとなる付帯条件と一緒に、正々堂々と表示して然るべきではないのか。 (蔵)
北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇
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04月30日付ヘッドライン
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