
過去に読んだコメディアンが記したジョーク集のネタを思い出した。当時としては画期的だったモニターや文字と音声での警告機能を標準装備したいわゆる「ハイソカー」。半ドアやシートベルトの締め忘れのみならず、女性のスカートの乱れも注意するのではというものだった。
それから30年。自動運転が実現しようとする現在もさすがに服の乱れは注意しないが、ロック解除やエンジン始動にキー操作が不要になり、AT車では2つどころかアクセルペダルの操作だけで加減速可能なものも登場。これ以外にも多くの操作が進化したことは事実だ。
知らない場所に家族で出かける際、幼少の頃は親が事前に地図で道順を調べ、成長してからは自身が助手席で調べて声を出していたが、運転手を自ら担っている現在はナビが道案内を担当。リアルタイムな情報を得られるようになったことも大きな進化だ。
しかし、こうした進化がもたらす操作の単純化が人的ミスを誘発する現実もある。自動運転技術の開発や、「サポカー」普及を促進する理由もそこにある。
最近、モデルチェンジを機にMT車を設定する車が増えている。意のままに操ることで運転を楽しむと同時に、クラッチ操作の「ひと手間」が誤発進を減らせることも理由のようだ。
あえて手動にすることが安全に資するとは皮肉かもしれないが、少なくとも自動運転技術が完全に確立するまでは「人の力」が最たる安全策となり得ることの証左と言えよう。 (蔵)
北海道のガソリン価格予想
6月15日(月)から6月21日(日)まで
価格上昇
値戻し
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06月15日付ヘッドライン
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