新年と新時代の幕開け
変わらぬ願いを大切に
2019.1.15
 国の内外、天地とも平和が達成される、などの願いを込めた平成も残りあとわずか。諸説あるが西暦645年の大化から数えて248番目の新元号は4月1日に公表されることが正式に決まり、新しい年と同時に、新時代の幕開けも念頭に置く正月となった。

 移りゆく時代の中でも、年の初めの定番アイテムとして不動の地位を確立するのがおせち料理である。

 こちらも諸説あるようだが、奈良時代の「節会(せちえ)」と呼ばれる朝廷の食事会にあやかろうと一般庶民が取り入れ、そこから「おせち」と呼ばれるように。当初は別とされていた、1人前ずつお膳に盛られるおせちと、重箱に詰める「食積(くいつみ)」とが融合して現在の形となったようだ。

 核家族化や流通の発達などに伴い自家製のみならず、有名店やコンビニなどの既製品も選択できるように変化したが、代表的な種類や込められる願いは不変だ。

 例えば、真っ黒に日焼けするほどマメに、勤勉に働けることを願う「黒豆」や、成長とともにフクラギ、ハマチなどと呼び名が変わることから出世魚とされ、それにあやかりたいと願う「ブリ」など、仕事にまつわるものも数多く存在する。

 多くの諸兄は「商売繁盛」が最大の願いであると推察するが、それには、時代は変わっても誰もが願ってやまない無病息災や家内安全が叶ってこそ実現するもの。こうした変わらぬ思いを大切にしつつ、様々なことが変わりゆく新しい時代を無事に迎えたいものだ。   (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月12日(月)から5月18日(日)まで
価格上昇
値戻しの機運高まる

05月10日付ヘッドライン

■2029年度 1億2220万klに 石油製品需要見通し
■期待失せ盛り上がり欠く 価格高騰が追い打ち GW商戦
■自給率15.3%に上昇 2023年度エネルギー需給実績
■市町村・特別区で97%に 地方公共団体の非常用電源設置
■好調車検「まだまだ取る」 道エネ東白石SS