サルのマウンティング
企業のパワハラに変化
2018.12.20
 マウンティングという言葉をご存じだろうか。哺乳類が他の個体の上に馬乗りになって地位の上下を示すもので、動物園などのサル山の光景をイメージすれば分かりやすいだろう。

 数年前に「マウンティング女子」という言葉が流行した。実際に馬乗りするのではなく、仕事や装飾品、果てはパートナーや姻族関係までも引き合いに相手の上位に立とうとする行為を指したものだ。

 これを「他人事じゃん」と思った男性諸兄がいるかもしれないが、マウンティングは女性に限った話ではない。

 サル山では、トップとして確固たる地位に君臨するボス猿に対して絶対服従という鉄の掟があるが、その後釜を狙う№2グループの争いや、それ以下のグループでもケンカや相手のエサを奪うなど、自分の地位を上げるための行動を本能的に取り、その「勝ち名のり」がマウンティングとなる。

 人間社会では、企業がこれに近いのではなかろうか。さすがにサルとは違い露骨な行為には及ばないが、その分、目に見えない形での行動が顕著になる。

 あるコラムでは、部下のプレゼンテーションを上司が補足することを例示していたほか、相手の状況を慮らず、地位の優位性を根拠に出す業務指示、職場環境や待遇を不当に悪化させようとすることなども上げられる。

 これらは無意識のうちに行われ、パワハラだと認定される内容も多い。人手不足解消の有効策である「雇用の継続」に向け、こうしたことへの対策も必要なのか。  (蔵)


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