ランキングから考える
商機は手法の新旧不問
2019.2.5
 2018年の車名別新車販売ランキングでは、軽自動車が上位4台を独占し7台がベスト10入り。登録車は5位を筆頭に3台となった。

 10年前の2008年は登録車7台、軽自動車3台となっており、大きなニーズの変化がうかがえる。

 「ベスト10」と聞くと、たまねぎヘアの女性のタイトルコールとともに音楽のランキング番組を連想するのではないだろうか。現在、こうした番組は存在しないが、放送当時から集計を続ける昨年のオリコンCDシングル販売数ランキングでは、名前に「48」や「46」がつく女性アイドルグループが上位9曲を独占。その手法などを問う声も少なからずあるが、握手券封入などの販促策が奏功していることは事実だ。

 一方、スマホなどで携帯できることで主流となった音楽ダウンロード数による集計では、テレビや映画などのタイアップ曲や惜しまれつつ引退した女性歌手の代表曲、老若男女を問わず真似する人が続出した「いいねダンス」や歌詞で下半期を席巻し、タイトルとともにコンセプトの「ダサカッコいい」が流行語大賞にノミネートされた曲がランクイン。世相を反映したのはこちらではないかと考える。

 前者は古くからの商材への新たな価値の付加で、後者はニーズの変化を的確に捉えることで支持を得ている。このことは温故知新の諺が表すとおり、古きを温め発展させること、新しきを知ってニーズに応えることのどちらにも商機が存在することの証左ではなかろうか。(蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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