平時の活動こそが大切
後々の効果を左右する
2019.2.20
 通勤時に通る地下飲食店街。昨年末で閉店した店のシャッターに貼り出された告知とお詫びのお知らせに「おいしいご飯をありがとう」などといったメッセージが書かれていて驚いた。

 単なる落書きとみる向きもあるだろうが、剥がすだけで原状回復が可能な貼り紙に書かれたことや何らかの形で感謝を伝えたい思いをうかがい知ることができ、心温まるメッセージと解釈している。

 突然のように2020年末での活動休止を発表した国民的アイドルグループ。日本国内にとどまらず、海外でもびっくり仰天する事態となったが、休止を惜しむ声や20年にわたる活動に対する感謝が多くを占め、好意的に受け止められたよう。彼らが活動休止を表明した記者会見。「無責任じゃないかとの指摘もあるが」と質問したマスコミに対し、各方面から批判の声が噴出した。

 地域の飲食店から国民的アイドルまで、閉店や休止が惜しまれることは、日頃からのファンづくりがなせる技。そして「逆もまた真なり」で、悪意が一瞬にして実績を瓦解させることもある。このことは営業を続け業績向上を願う人にとっても同様だ。

 平時の取り組みが有事に効果を発揮するひとつに災害時対応が上げられる。石油業界のファンづくりは、有事の際の秩序ある利用や後方支援など大きな力となるだろう。

 同時に、危険と隣り合わせの対応が求められるスタッフの原動力も同じ性質を持つ。両方を視野に入れた取り組みが必要なのだろう。    (蔵)


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5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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