慣れ親しむ手法のPR
改善する謙虚さも必要
2019.3.10
 今年も生命保険会社が行うサラリーマン川柳の100選が発表された。平成最後と盛り上がりを見せ、今年も流行語やトレンドを散りばめながら、日常生活の悲哀を詠んだ句が多く見られる。

 そうした中、にわかに注目を集めたのが「子供用税金かるた」。都内の法人連合会がつくり、子ども向け就業体験施設で配布したものだが、意図に反し大人達が大きく反応した。

 5・7・5の俳句調で税金の目的や意図を詠むと同時に目的などのコメントも読み札に記載。両方を読み上げることで次代を担う子ども達に良いイメージの定着を目指したものだ。

 多くの大人が持つマイナスイメージのせいか、ネットでは「ア行の5枚を見ただけで涙を禁じ得ない」「納めるのは嬉しそうの『ウ』ではなく、悲しそうの『カ』の間違い」などとアップされ、「サラ川」以上の悲哀で受け入れられたようだ。

 中には日本の道をガソリン税がつないでいると記した札もあり、これには2重課税を憤るコメントを俳句調で返歌した猛者が登場。知識と興味を持つ人の存在に安堵すると同時に座布団を大盤振る舞いしたくなる諸兄もいるのではと推察する。

 あらゆる世代が慣れ親しむ手法を活用してのPRは、業界の如何を問わず参考にすることができるのではないか。

 一億総評論家と言わんばかりにネットを中心に誰もが意見を述べられるこのご時世。意図と真逆の内容にも真摯に耳を傾けて、すべての人々が納得する改善を行う謙虚さも必要だ。  (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

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