マージン重視がキーワード
「24時間営業見直し」波及か
2019.3.25
 ◎…季節商品とも言われている灯油商戦が一部地域を除いて手仕舞の場面を迎えたことで「改めて主力のガソリンはもとより軽油のマージン重視の姿勢を強めていかなければならない」というのがSS関係者の共通認識になっている。 「元売3グループ時代に突入した今、仕切りの上げ下げに一喜一憂する時代は終わった」 「足元のコストを前提にマージン重視の商いを確実に遂行、実践していかなければならない」など、3月の年度末商戦の中で様々な声が聞かれている。

 ◎…3月末、本年度末の給油所数は3万カ所を割り込むのかどうか。ガソリン需要の減少に歯止めがかかるのか、給油所数の減少に歯止めがかかるのかなど、SS関係者は成り行きを注視する。 「EVシフトの中、数量重視の姿勢よりもマージン重視の姿勢が欠かせないのは当然だ」 「数量だけを伸ばしていれば元売が仕切りで調整してくれる時代は終わった」 「マージン回復基調、マージン軌道を安易に崩すことはできない」 「元売3グループ化が進む中、量より質の経営がこれまで以上に問われる」など、3月の年度末商戦を控えて、決意を新たに挑む局面を迎えている。

 ◎…3月商戦下、頭を痛めるのが人手不足問題。大学などの卒業式が相次いでいるが、それに併せ学生アルバイトが社会人になるため、この時季は他の月以上にアルバイトの不足感が強まると言われている。これまでの学生アルバイトが後輩にSSでのアルバイトを推奨してくれるケースもあるだろうが、安定的なバイト確保策が何としても欠かせない。今、人手不足を背景に大手コンビニエンスストアが24時間営業の見直しを検討している。働き方改革の流れの中、コンビニ業界が24時間営業の見直しに一石を投じたことで、セルフSSの24時間営業にも見直しの動きが出てくる、との声も聞かれている。


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

■「採算販売」最優先に 北石連・商理事会が総会提出議案承認
■「まずは技術力磨け」 HNCが勝ち組SS応援セミナー
■基本方針への準拠求める 官公需で経産省が都道府県知事に要請
■LINEでショップカード 道エネチャレンジ西野3条SS
■油販増大へ集客策次々 東日本宇佐美セルフ山の手通宮ノ丘SS