◎…今年初の大型商戦となるゴールデンウィークを前に「今年に限っての１０連休。誰しもがガソリン需要のアップに期待するが、折からの人手不足もあり、生産性に見合った営業態勢が欠かせない」と特約店関係者は胸算用する。 「採算販売＋数量アップというのが理想だが、書き入れ時だからこそ、まずは採算販売を優先するのが商道の基本だ」というのが共通認識。さて月末から始まる大型商戦、それも１０連休商戦の結果は果たしてどうなるのか。

　◎…特約店関係者は「どうしても採算販売に徹しなければならない局面だ」 「初めて経験する超大型連休。人手不足の中にあっても、販売最前線のＳＳ店頭では万全な受け入れ態勢で挑みたい。社員の有給休暇取得についても考えながらの態勢づくりを念頭にした人員配置も必要になっている」と超大型連休商戦を前に緊張感を強めている。

　◎…ガソリン需要が減少する中で、超大型連休商戦のガソリン販売に関心が集まる。同時に店頭のガソリン販売だけでなく、オイルをはじめとするカーメンテナンス販売にも全力投球する、と語る特約店幹部。 「年末年始商戦以上にカーメンテナンス収益を軸にした商いを目指す態勢が欠かせない」ということ。超大型連休入り直前の今月２５、２６日は年末以上にＳＳ店頭の混雑が予想される。前出の特約店幹部は「店頭混雑によるトラブル回避はもとより、２１日から２４日まではメンテナンス作業を集中的に行う」と話す。

　◎…超大型連休の特需に期待する特約店関係者は多いが、期待倒れを回避するためには「商道の基本である利益追求の姿勢で臨む」ことを忘れてはならないだろう。そして４月に入社した新入社員にとっても、初めて迎える繁忙商戦だ。新人スタッフの活躍に期待する特約店関係者は多い。まさしく「新人さん活躍の手始め」とも言える格好の場面になる。