SSは「5%還元」対象外
端末導入補助も「不可」
2019.4.30

中小・小規模事業者らを集め札幌で開かれた説明会
 顧客の半数がカード支払いとキャッシュレス化が進んでいるSS業界にあっても10月の消費増税後のポイント還元に期待感はあるが、カード以外の決済方法など、新たな対応の必要性も出てくる。北海道経済産業局が開催したキャッシュレス決済の推進に係る説明会では、一般の中小等事業者には5%の消費者還元が適用される中、SSはフランチャイズ店と同様の扱いにするなどの説明があった。還元率は2%となり、末端導入費用等の補助も受けられない。

 手ぶらで簡単に買い物ができるなど消費者に利便性をもたらし、導入に大きなメリットがあるキャッシュレス決済の我が国の比率は2016年段階で19.8%。主要国を見ると韓国が96.4%となっているほか、英国68.7%、中国60.0%、米国46.0%などで、日本より低いのはドイツの15.6%くらい。

 政府は2014年から導入促進に向けた対策を推進し、昨年6月に閣議決定した「未来投資戦略2018」では、2027年6月までに決済比率を倍増、40%程度にするとしている。

 一方、10月1日からの消費増税導入に伴う消費減退・需要平準化対策では、中小・小規模事業者のキャッシュレス決済に対するポイント還元・割引が適用される。

 従業員50人、資本金5000万円以下の小売業など中小企業法が定める中小・小規模事業者であることが大前提だが、これら事業者に対して来年6月まで、フランチャイズ等を除く一般の店舗でキャッシュレス決済した消費者への5%ポイント還元が行われる。増税の影響を低減させるのが狙いだが、フランチャイズ等の場合は2%の還元にとどまる。

 また、一般の事業者の加盟店手数料率が3.25%以下となるよう国が定めており、さらに国がその3分の1を補助することから、最大で2.17%以下とこれまでの約半分程度となる見込み。

 さらに一般の事業者がキャッシュレス決済の端末機等を導入する場合の経費は決済事業者が3分の1、国が3分の2を補助するため、一般の事業者はゼロ負担となる。

 ただし、18日に札幌で開かれた道経産局の説明会で、SSについては決済率が例外的に「フランチャイズチェーン等と同様にする」との説明が行われた。つまりSSでのポイント還元率は2%にとどまり、加盟店手数料率も3.25%への低減は適用となるものの国の補助はなく、端末導入の補助も受けられない。

 これからはQRコード決済などカード決済以外の利用も増えることが考えられ、それらへの対応も必要となる。


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