道内35市燃料油納入価格
各市場の底上げ反映
2019.4.15
 道内35市の石油製品納入価格は、5日現在の本紙調査によると、仕切り上昇分の末端転嫁が進むガソリンと軽油は値上げ、一方で値動きが小さい灯油とA重油は据え置きが大勢となっている。レギュラーガソリン35市平均価格は前回調査を3円42銭上回り136円11銭となった。      =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 ガソリン仕切りの上昇を受け、道内主要市場では2月最終週、3月最終週にそれぞれ3円程度の転嫁に動いたが、今月5日現在の本紙調査で、直近のレギュラーガソリン納入価格は2月転嫁分を反映、一部で3月転嫁分もそれに乗せていることが分かった。

 前回調査(3月1日現在)以降、納入価格の改定を見送っている4市を除く31市のうち3市は価格を据え置いたが、残る28市が93銭から8円までの幅で値上げし、35市平均価格は前回調査を3円42銭上回って136円11銭となった。

 最も高かったのは、消費税込みで155円を超す紋別の144円、最も安かったのは同じく140円に届かない砂川の127円70銭だった。

 軽油も、28市が最大8円の値上げに動くなど同様で、35市平均価格は前回調査を3円45銭上回る121円78銭。


■ 灯油・A重油
 灯油は、多くの市が価格を見直す3月20日前後まで市場の動きが極めて小さかったことから、未改定4市、未納入1市を除く30市のうち27市が価格を据え置き、34市平均価格は83円46銭。前回をわずか24銭上回るにとどまった。

 A重油も、7市が値上げに動いたものの、21市が据え置いたことで、未納入2市を除く33市平均価格は前回を77銭上回る83円38銭だった。


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

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