
道内35市の石油製品納入価格は、値下げもしくは据え置きを中心に推移していることが5日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリンは、6、7月から価格改定を見送っている13市を除く22市のうち15市が盆商戦直前から顕著となった市況の軟化を受けて最大3円の値下げに動き、35市平均価格は141円11銭。前回8月調査を87銭下回った。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 35市のうち室蘭や滝川など12市は6月から、帯広は7月から価格の改定を見送っており、前回調査以降、据え置きを含めて何らかの改定を行ったのは22市。
多くの市は、原則として毎月20日過ぎに納入業者からの申し入れや独自調査に基づいて価格を改定し、当月1日に遡るか翌月1日に繰り上げて新価格を適用しており、レギュラーガソリンについては、盆商戦直前から軟化した市場価格が判断材料となったようだ。
22市のうち7市が価格を据え置く一方、15市が小樽などの3円を最大に値下げに動き、35市平均価格は141円11銭。2カ月連続の下落で、前回調査を87銭下回った。
軽油もほぼ同様だが、江別、釧路がともに1円値上げ。残る20市のうち6市が据え置き、14市が値下げに動き、35市平均価格は126円77銭となって前回調査を74銭下回った。
■ 灯油・A重油 灯油は、改定見送り13市(うち未納入1市)を除く22市が何らかの改定を行ったが、8割強となる18市は据え置き。3市が値上げに動いたものの35市平均価格は88円45銭となり、4カ月ぶりで前回調査を04銭下回った。
A重油も灯油とほぼ同様だが、改定見送り、未納入を除き何らかの改定を行った20市のうち6市が値下げし、35市平均価格は前回を22銭下回る87円35銭だった。
北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格下降
下げ傾向続く
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