
元売仕切り価格の値下がりを受け、ガソリンのみならず軽油、灯油、A重油の実勢価格も大幅に値下がりする中で、道内35市の石油製品納入価格もそれに合わせて大幅に値下がりしていることが5日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリンの35市平均価格は142円34銭まで下がり、前回11月調査を5円75銭下回った。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 元売仕切り価格が続落していることを受け、道内各市場のガソリン市況も軟化。現在、レギュラーガソリン看板価格は140円台中盤から前半にまで値を下げている。
そうした中で道内35市でも、前回調査(11月6日)以降、価格の改定を見送っている2市を除くすべてが最大で12円の値下げに動き、35市平均価格は前回調査を5円75銭下回る142円34銭となった。最も高かったのは改定を見送っている帯広の149円62銭(消費税込み161円59銭) 、最も安かったのは芦別の130円20銭(同140円62銭)だった。
軽油もほぼ同様で、35市平均価格は前回調査を5円73銭下回って127円90銭となっている。
■ 灯油・A重油 灯油は、価格をリードする生活協同組合コープさっぽろが、今月1日給油分から全道一律で5円の値下げに動き、石油販売業者の多くが追随したものの、毎月20日過ぎに価格を改定している市が多いことから、近々の値下げを視野に入れながらも、今回の調査にはそれが反映されなかった。
それでも価格改定見送り2市、未納入1市を除く32市のうち20市が最大で11円値下げし、35市平均価格は前回調査を1円95銭下回る91円12銭。
A重油もほぼ同様、32市のうち23市が最大で11円値下げし、35市平均価格は前回を2円51銭下回る89円58銭だった。
北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格下降
下げ傾向続く
|
12月20日付ヘッドライン
■「GSではなくSS目指せ」 SS過疎地対策で道経産局がセミナー |
■「価格」が販売業者翻弄 今年を回顧 |
■最終消費3年連続減少 2024年度エネルギー需給実績 |
■年末年始も油外増販目指す 新規獲得に注力 道エネ三角山SS |
■環境特集 |